べーすけ 歩いて日本一周

出逢った全てに感謝しながら巡る旅 「ありがとう」

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塞翁が馬 (前にも同じタイトルあったかもw) ~ 10月21~22日(水)  日本一周 徒歩の旅 ~

Posted by べーすけ on   6 comments   0 trackback






[総日数]     428日(日本橋出発後578日経過)
[今日のルート]  21日…島根県江津市「道の駅サンピコごうつ」~江津市「渡津天満宮」
22日…~島根県浜田市「マリンハウスのバルコニー」
[進捗状況]    山陰を横断中…










天気予報では一日を通して雨が降るということで

昨日は無理して安全な道の駅までやってきたんだけど


朝起きて空を見ると

だた曇ってるだけで、雨降るんかい?
















9:00くらいになってくると

いよいよ晴れてくる


こうなっては僕がこの道の駅で滞在する大義名分がなくなってしまう…

雨だったら

道の駅店員「これだったらしょうがないなぁー。ゆっくりしていけよ」

という雰囲気になるんだけど


晴れてたら

店員「なんだこいつ?晴れてるのに出発せんのかい?早く行けよ!」

という無言のオーラが伝わってくる

これにはどうしようもないので、10:00過ぎに出発する

















歩きながら

晴れるんだったら温泉津温泉に入ってればよかった、とか

もっと早くに出て距離を伸ばせば良かった、とかブツブツ呟く

















昼過ぎに江津市街へ到着

この辺りから天気が怪しくなってきて

進行方向には真っ黒な雲がこちらへ迫ってきてる

これ以上歩くと雨に降られそうなので

さっさと断念して最寄りのモスバーガーへ逃げ込む


案の定、1時間ほどで雨が降ってきて

ザァザァと本降りになった模様

















僕はブログを打ちながら

今日の宿はどうしようと考える


すると丁度利用していたお婆さんが

僕のことをすごく気にしてくれて

「今日の寝るところはないんでしょう?

よかったら今夜、近くで夜神楽があるから見てきなさい

そこだったら屋根の下で寝れるかもしれないよ」と教えてくれる


夜神楽?なんじゃらほい。

知識不足なので、モスバーガーの店員さんとかに聞いてみると

どうやら小さな部落単位の「石見神楽」らしい


石見神楽と聞くと

僕は「能」とか「狂言」みたいな感じだと思っていたけど

そんな小さな単位でやってるのか?


さらに調べてみたら

石見神楽とは神儀のひとつのようで

夜神楽は、秋祭りのお清めとして前夜祭のような形で行うらしい

また石見神楽自体は各神社の氏子が集まって行うもののようで

今回は「渡津天満宮」の夜神楽をみることができるということらしい


うーん、良くわからん

しかもそこで寝れるかもしれないってどうゆうこと?

まぁどんだけ悩んでも、今日の寝床はないわけだし

その夜神楽へ行くしか僕の選択肢は無い


モスバーガーの店員さんは22:00頃から始まるので

それまでここでゆっくりしていってくださいと言ってくれたので

ありがたく電源も貸してもらいながら夜を待つ


21:30頃にモスバーガーを出て、ちょっと腹ごしらえ

久しぶりに飲食店へ入り、ラーメンを頼む
















その後は言われた「渡津」地区へ雨のなか歩いていく

江の川大橋を渡っていると、なんだか前方がやけに明るい

しかも遠くの方からドンドンヒャラヒャラと囃子が聞こえてくる

どうやら既に夜祭りは始まっているみたい

僕も期待に胸を膨らませて「渡津天満宮」へ足を早める

















長い階段を登り終えて見えてきたのは

小さい天満宮のお宮の真ん中で鮮やかに舞っている姿


















僕はすっかり、狂言のような本舞台があって

その上でするものだと思っていたんだけど

舞台は御神体の目前の小さなスペース

これには全くビックリする


















演者は煌びやかな服装で

僕がやってきたときには「頼政」という演題で

源頼政の鵺退治を舞っている
































ん?源氏!?

なんだか良くわからないまま

邪魔にならないよう端のようで見ていると
















次は「塵輪」という鬼退治の演目へと移る

周りにいる地元人らしき人も

「塵輪かぁー」とフムフムしている


どうやら演目はその年によって変わるようで

人によってそれぞれ好みがあるらしい



















そのあとは「大江山」と演目に移る

すると周りの人も「大江山かぁ」とフムフムしている
















序盤の説明を聞いていると

どうやらあの有名な源頼光が酒呑童子を退治する話らしい

















僕はてっきり神社だから日本神話や出雲神話に関する演目をするのかなと思っていたけど

昔話的な演目が多いんだなぁー
















ここで納得したんだけど

どうやらこの石見神楽というのは

ただの神事という意味だけではなく

「大衆演劇」という役割も果たしている様子

(ちなみにこの演目は「弁慶」)

















おそらく部落の人たちにとって

田圃の稲刈りも終わり、今年の豊作を神様に感謝すると共に

忙しい時期を過ぎてやっと一息ついて心から楽しめる「ハレ」の日だったに違いない

また、娯楽が乏しかった時代のなかでは

このように有名どころの昔話の演劇は大きな楽しみの一つだったんだろう



















神楽自体も結構ワイワイしていて

囃子太鼓と笛の音の乗せて飛んだり跳ねたり

剣を交えたり、矢を打ったりして見応えがあるし

さらには煙幕を使ったり、種を撒く仕草で観客へアメを投げたりして

観客を飽きさせないように志向を凝らしている


















これがまた美しくもあり、人間臭さもあり

なんだか見ていてホッとする


能や歌舞伎などはもちろん美しくて洗練されているんだけど

どこか綺麗すぎるというか、カチッとした雰囲気




















この石見神楽は神事という部分とある程度のユルさがあるから

僕も「んだんだ。」と田舎弁で納得してしまう




















そしてこの石見神楽の一番いいと思ったのが

舞台と観客の距離がとても近いこと


実際に地域の人たちはみんなリラックスして

お菓子を食べたり、あーだこーだ話ながら楽しそうに観ているし

舞台と観客との距離は近いというかほぼ接しているから

全体が一体になってる感じがある

これがアットホームな雰囲気を醸し出している一因かも


こんな素晴らしい文化が僕の地元の近くにあったなんて…

石見神楽っていう名前は以前から知っていたけど

さっき言ったように「能」みたいな感じかなとあまり興味がなかったんだよね

やっぱり「百聞は一見に如かず」

実際に自分で確かめてみないと、何事もわからないもんだね


時刻も0:00を過ぎ

子供たちは帰宅してしまったけれど

夜神楽はまだまだ続く


















そろそろ地元の人も眠たくなってきた頃に出てきたのは

演目「大蛇」


これはスサノオノミコトがヤマタノオロチを退治する演目で

今回の夜神楽のなかでもクライマックス的な内容っぽい


スサノオノミコトが神酒を作ってもらうと

待ってました!と言わんばかりに出てきたのは


































ものすごい迫力の4匹の龍

















これが6畳ほどの舞台で暴れまわるもんだから

そのダイナミックさというのは圧巻




















































































































スサノオノミコトは大蛇との戦いに苦戦するものの

ついには見事四つの首を掲げ、勝鬨を挙げる


これはですね

実際に現物を見てみないと、凄さ・素晴らしさはわかりません

是非とも皆さんにはお越しになって見ていただきたいものです

















そんな感じで4:00ごろにようやく夜神楽も終盤へ

「五神」という演目を観ていると

なんといきなりやってきたゴロツキに絡まれるw

片手には一升瓶を持っていてかなり泥酔している様子

「喧嘩売ってんのか?」みたいなことを言われても無視をしていると

急にドつかれるw

しょうがないからうまくあやしてあげて、警察に通報


結局、警察が来る前に退散されたから大捕物にはならなかったけど

なんだか最後の最後で嫌な思い出が残ってしまった…



そんな感じで最後辺りは良くわからないままに夜神楽も終了

時間はすでに6:30ww

朝方までお疲れさまでしたー


















雨は収まるどころか強くなってる様子なので

しばらくは社の軒下で眠っておくか、と三角座りになっていると

氏子の方が「境内に入って寝たらいいと」と上がらせてくれる

さらには残り物の惣菜も置いてくれて「食べていいよ」とのこと

ありがたくいただきます!


早速、寝袋を敷いてスヤスヤ…


















12:00頃に物音が聞こえて起きると

氏子さん達が午後からの御輿の準備をし始めている

そっか、夜神楽は前夜祭だったw


僕は明らかな部外者なので

ササッと片付けて、お礼を言って出発


















雨はだいぶ弱くなっているものの

風は煽るように強く後ろから吹き付けている

とりあえずはザックカバーと傘を差して寝場所になりそうなところへ進んでいく





















ときどき雨が強くなるたびに

バス停や軒下へ逃げ込んで収まるのを待ちながら

ジリジリと距離を延ばしていく

















17:00ごろに

寝場所候補の波子海水浴場へ到着するも

今夜の雨を凌げそうなところはない

















しょうがないからもうちょっと進んでみると

浜田市へ入ったところで水族館の「アクアス」を通る

もしやと思い、アクアス周辺の施設を散策していると



















ちょっと離れた海岸沿いに「マリンハウス」という公共施設っぽいのを発見

到着したときには既に人も気配もなく、寝るには最適の様子

(というか、こんな大荒れの日に海辺に来る人なんているのか?)


















ここにはトイレもあるし

野外には24時間稼働しているシャワーブースもある

どうやら水は常温らしいから夏場だったら水浴びもできそう

















アクアスから渡り廊下のある2Fがよい感じなので

テントを立てて、ベンチで晩ごはんを食べる

ついでにブログを打とうとするも

夜更かしをした影響か、やっぱり身体がダルくて眠たい

明日のためにも今日はゆっくり寝よう…



最初は「雨で停滞」という、あまり嬉しくないことだったけど

そのお陰で偶然にもとても素晴らしい石見神楽を見れたわけだし

「塞翁が馬」というか、どんなことでも感謝しないとなと感じる2日間でした!


こういうことがあるから旅は止められないんですよねーww

さぁこれからもどんなことが待っているのやら♪






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Comment

Tomboy says... ""
浜田市の人間です。石見神楽のキーワードで偶然ブログ拝見しました。
鳥取島根って横に長いし方言すら東・西・出雲で全然違うから、同じ山陰でも知らない事多いですよねえ。
そんな中で、ラッキーなことに石見の神楽を観られて感じてもらえて何だか嬉しく思います(この時期は神楽奉納が多いとはいえ、平日に夜神楽をやるのは極めて稀なので)。モスのお婆さんのアドバイスのセンスに脱帽!
もう島根は歩き抜けちゃってるかもですが、まだ滞在しておられるなら土曜夜に浜田・益田でまた同じシチュエーションに巡り合うかもですね
では良き旅を!
2014.10.24 23:53 | URL | #ki0.Kfrk [edit]
神戸のテントムシおじさん says... "旅は出会い"
楽しく読ませてもらいました。面白かった。旅は出会いですね。人に出会い・花に出会い・そして・・・・に出会う
2014.10.25 15:31 | URL | #jg5ZjxmI [edit]
べーすけ says... "Re: "
>tomboyさん
コメントありがとうございます!
本当に奇跡みたいな感じで夜神楽をみることができたのでとても嬉しかったですw
blogでも書きましたが、こんなに素晴らしいものだったのか感動しっぱなしでしたー
特に地元主体でしっかり次世代まで根付いているっていうのがいいですよねww
すでに島根県は抜けてしまっていますが、こんど実家に帰ったときはまた見に来たいと思います!
ありがとうございました!
2014.10.26 20:49 | URL | #VEUMvR1o [edit]
べーすけ says... "Re: 旅は出会い"
>テントムシさん
僕の旅では、出会いがあるということはそれだけお世話になったということなので…
たくさんの人に助けられているからこそ今の旅が成り立っているというのを改めて実感します。
ホントに感謝の一言です。
2014.10.26 20:54 | URL | #VEUMvR1o [edit]
トミー says... ""
べーすけさんこんにちは、僕も島根に行った時に石見神楽は体験しました、丁度北海道でお会いした実家が島根の旅仲間の方に案内していただいたので詳しく解説を聞きながら見られたので非常に興味深かったです、演目も結構メジャーなものもあるみたいで(記事にも載っている大蛇が出てくるやつとかですね)地元の人は「ああ・あれがきたな」とかそんな感じで見ているみたいです。
しかしゴロツキにからまれたのは本当に災難ですね、僕が島根に行った時は丁度益田で大鍋フェスティバルって催しがあった時でその会場でも石見神楽が披露されていたのですがやっぱり酒に寄ってめちゃくちゃ野次を飛ばしている人がいて警察に連行されていったのを思い出しましたw。
しかしこの類のDQNには本当に辟易しますねw。

とは言え月並みですがこう言う地場の文化に触れられるのも旅の醍醐味ですよね。
2014.10.27 21:23 | URL | #- [edit]
べーすけ says... "Re: "
>トミーさん
いつもコメントありがとうございます!
石見神楽はホントラッキーというか、逆に運命を感じるくらいでしたww
僕も日本一周の看板を見て色々気を遣ってくださったかたがいて、ビールを頂いたり説明をしていただいたりしてとても助かった思いがあります。
やっぱり地元の行事や出来事はそんな方々の温かさを感じさせてくれる、旅には欠かせない(というか必然)要素だと思います。
DQNさんは旅自体も脅かしてくるのでホント困ります…
かといってコッチがボコボコにしたら、それはそれで警察に説明するのも面倒ですし…
宿などでは負のオーラを避ける直感は養われてきたと思いますが、こうしてイベントに凸してくるのは避けられないですよねw
そういう感謝できない人こそ旅に出てもらって、生きているありがたさを感じてもらいたいもんです
2014.10.29 18:15 | URL | #VEUMvR1o [edit]

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