べーすけ 歩いて日本一周

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北アルプス縦走計画 ー聖域挑戦と下山ー 8月1日(金)~8月3日(日)

Posted by べーすけ on   2 comments   0 trackback





[総日数]     345日(日本橋出発後495日経過)

[今日のルート]  出発:「雷鳥沢キャンプ場」(富山県立山町)
        十日目:「雷鳥沢キャンプ場」(同上)
        十一日目:「立山第一公園」 (同上)
        十二日目:「稲荷公園」(富山県富山市)

[進捗状況]    北アルプス縦走踏破!






ようやく北アルプス縦走計画も最終回

これで一応一段落と言ったところですw


今回はただ下山しただけではなくて

少し寄り道もしていますので

すこしはお楽しみいただけるんじゃないかと思いますww

それではどうぞ!



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー



縦走10日目



昨日でようやく上高地からの縦走も終わり

一息ついてゆっくりしたい…ところだけど

なんせ食糧がほとんどない


残っているのはアルファ米2袋と即席麺2袋

単純計算をすると明日までしか保たない

そのうえ、今日の朝は麺とご飯の両方を食べる予定


というのは今日はあの「劔岳」を登ってこよう考えてるんです!

劔岳というとちょっと前に映画にもなったくらいの有名な山

頂までの道はとても険しく、一般的な登山道としては最高難度だという

まさにアマチュア登山家にとって「聖地」というべき山なんです


今回の縦走計画では劔岳登山について

室堂に着いた時点で体力が残っていればチャレンジする

ということにしていましたが

正直なところ、劔岳のその険しくも美しい山を見たら

「登らずにはいられなくなった」というのが本音

それほど人々を引きつける山でもあるんです


話は戻しますが

劔岳を登るためには生半可な状態では挑みたくない

そんな思いで朝はご飯と麺を食べようと言うことになったわけです



それはそうと

今日の朝は3:00に起床

テントを建てている雷鳥沢キャンプ場からは劔岳は少し遠いため

早くに出発する必要があるわけです


ほとんどの荷物はテントに置いたままにして

必要最低限の装備だけザックに詰め込み

朝ごはんもしっかり食べて4:00過ぎ出発


外はまだまだ真夜中のため

ヘッドライトをつけて雷鳥坂を登っていく













1時間ほどして劔御前小舎へ着いたときには日も上がってきていて

室堂辺りを美しく照らしてくれる














劔御前からは一度沢を下っていき、劔沢に入っていく

地図上では近く見えたけど

標高差が結構あってグイグイ下がっていく

実は劔岳って特別高い山じゃなくって

近くの立山の方が高かったりする

有名にする所以は「ルートが厳しい」ということ




























劔岳に一番近い「剣山荘」でちょっと休憩

時間は7:30

この時間帯での登山者はほとんどおらず

多くはすでに中腹まで登ってしまっている

まぁ今日の天気はなんとか保ちそうだし、下山までは大丈夫だろう















序盤は特に難しくもないガレ場を進んでいく

なんだ、これだったら縦走路とそんなに変わらんぞw



とか思っていたのも束の間…















徐々に岩場を越えるルートが増えてきて

「平蔵の頭」では垂直の壁にクサリだけ繋がっていて

足場は岩のくぼみを辿っていく感じ


おいおい。これじゃあクライミングじゃないか!

落ちたら…なんて考えるヒマもない

通るので精一杯で風景を見ていくなんてのは無理

(もちろん写真を撮る余裕なんてありません)


自分ではけっこう高所慣れしてきたかなと思っていたけど

これは無理。

劔岳は難易度高いと聞いていたけどここまでとは…


前劔を越えた辺りから

縦走での疲れが抜け切れていない足下の踏ん張りが利かなくなる

でも、これは「火事場の馬鹿力」とでも言うんだろうか


手を少しでも離せば、足を滑らせれば即死という緊張の状態で

僕の身体の底にある力がググッと出てきて

いくつものクサリ場を越えていく


基本的にはクサリは補助と考えて

できるだけ使わないのが定石

劔岳のクサリ場のほとんども

しっかりホールド(手を掛ける岩場)を確認しながら3点保持をしていけば

クサリを持たなくても通過できるようになっている



そして見えてきたのは劔岳最大の難所「かにシリーズ」

まずは登りにある「カニのタテバイ」















ちょうど僕の前をNHKの撮影スタッフがいたからついでに撮ってみると

わかりますか?

クサリがほぼ垂直の壁を真上に登っていってるのが…

(ちなみにこの写真はすでに登ったあとに撮ったものです)


要するに

クサリを持ちながら垂直の壁を登るってことですw

どこかのアクション映画にでてきそうなシチュエーション

途中にハーケンみたいな杭が打ってあって、足を引っかけることもできるけど

それよりは岩に足先をひっかけた方がうまく行く














なんとか難所も越えたら

あとは急勾配のザレ場を進んでいく

そして登り始めて3時間で















劔岳に無事登頂!!

こんなに肉体的にも精神的にも疲れたのは久しぶりだ!

良くやったぞ、自分ww















周りを見ると

なんとまぁ今山行で一番の絶景!















立山連峰の緑と雪のコントラストが抜群ですね
















立山に少し隠れてしまっているけど

目を凝らせば、初日に登った槍ヶ岳も見えますねー















北の方を見てみれば

富山の街と日本海の大海原

その先にはうっすらと伸びる能登半島も見て取れる















山頂にはなにやら工事現場のオッチャンが数人いて

どうやら劔岳山頂の社を改修しているらしい

こんなところまで…大変ですねw

ってかこの人たちも下山するときは岩場を下るのだろうか…

もしそうだったらキツ過ぎね?
















正直、登りで疲れ切っていたから

山頂には1時間くらいゆっくりしてしまう

昨日のうちに買っておいたパンをカジり(小さいのに1個200円)

なんせ見渡す限りの青空と雲の流れは見飽きないし

地図を見ながら周辺の山を確認するのも頂上へ登ったものの特権


しばらくして雲海が深くなってきたのを確認して下山を始める


下り始めてさっそくの難関が

2つ目の「かにシリーズ」である「カニのヨコバイ」

もうカニはいらんばい!















写真だとわかりづらいですが

クサリが斜め下に伸びてますね

実際の感覚はほぼ垂直って感じです















難易度としては「カニのタテバイ」よりは低いんだけど

登りで体力を使ってしまい、ヨコバイで力足りず転落するケースが多いんだとか















ちょうど僕のあとに大学の山岳部クンが来たので撮っておく

こんなところを下っていくんですよ?















だれが好きでこんなところを登ろうなどと思うもんですか…(→僕)















ヨコバイを過ぎたあともひたすら下っていく

岩場って登りより下りの方が恐いもので

僕は登りよりも時間がかかってしまう















ゼーハーゼーハーといいながら

なんとか劔沢まで下りてくる

ここまで来たら岩場もない


結局登りに3時間、下りに4時間で

合計7時間もかかってしまう


なんとか下りてきたはいいものの

僕は雷鳥沢キャンプ場にテントを張っているわけで

この疲れた身体で尾根を一つ越えなければならない


ここからが真の地獄で

体力も気力も尽きた身体へ必至に鞭を打ち

劔沢を登り、劔御前から雷鳥坂を下っていく


そしてそして

4:00に出発してから13時間後の17:00

やっと雷鳥沢キャンプ場に到着!


もうだめだ!

一歩も動けない…


もちろんテントにはご飯を用意してくれる彼女もいるわけではないので

ナメクジみたいに半分溶けそうになりながら

ガスストーブに火を入れ、アルファ米を作る

けどぜんぜん足らない…レフィル袋のラーメンなんかで腹が満たせるかっての!


周りでは昨日のように

パーティでバーベキューをしたり、カレーを作って笑いあっているのが見える

その食欲をそそる薫りと賑やかな笑い声がとてもツライ…

それこそお金さえ出せば、ヒュッテの食堂で腹一杯カレーやラーメンを食べれる

牛肉だってカブリつくことができるかもしれない


しかしそう思う自分を諫め

「自分は他の人たちとは違うんだ!旅をしているんだ」と言い聞かせ

寝袋の中へ潜り込む


今日の我慢は、未来のまだ見ぬ旅へ繋がる

グゥと鳴る腹を押さえながら

疲れ切った身体は眠りに落ちていく













ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー




縦走11日目




朝は4:00に起きる

山行を続けていると自然と起床が早くなる

そして「早く出発しなきゃ」という焦燥感に駆られる


今日はもう下山をする予定

ホントだったら、まだ立山の主峰雄山も登っていないし

周りにはピストンでいける魅力的な山々が揃っている

最低あと2~3日は滞在してのんびりしたいところ


だけど僕には「食糧がない」

今回の山行で積んできた20食分の乾燥食は

昨晩のチキンピラフで食べ尽くした


もしこのまま山に居続けるには

1個400円というありえないカップラーメンを買うか

1食1000円を超える食堂に通わなければならない

もちろん僕にはそんなお金を支払う余裕はない


悔しいけれど

今回はここで下山して

今まで通りの自炊生活に戻るのが一番



朝ご飯はなにもないから

残っていたレトルト味噌汁を3杯作って腹を膨らます















7:00には日が射してきたから

山行の連続で湿っていた装備を乾かす

片づけの途中で残っていたビーフジャーキーを見つけてかじり付く

なんとまぁひもじいことやら…








































9:00過ぎにキャンプ場を出発

まずはバスターミナルで昼食分のクッキーとパンを購入

そして立ち食い蕎麦屋で山菜そば(800円…涙)をもったいないけど食べる


今日のルートにはお店がないから

ここで食べておかないと飢え死にしてしまう


最後にバスターミナルのオジサンに

バスルートを歩いて下っていく旨を伝える

室堂から立山までの「立山道路」は一般車両通行禁止なので

歩行者は通行可能か確認する必要があったんです

「今まで下った人はいないけど、気をつければ大丈夫でしょう」とのことでOK















スタートは標高2450m

今日はどこまで下れるのだろうか














天気は晴れているんだけど

所々でうろこ雲が見えていて

午後は悪くなるかもしれない














そう思いながら

クネクネ曲がった道路を下っていく




























今日は日曜日だけあってバスの往来が多い

バスの乗客は僕の姿をみて目を丸くしている

僕からすれば

こんな素晴らしい景色をほんの数分で通り過ぎてしまうなんて

もったいないなぁーと思ってしまう
















一応、立山道路の他に木道の散策ルートが立山まで繋がっているんだけど

通ってみると、これがまた整備が行き届いていなくて歩きにくい…

しかも結構急な階段もあったりと足の負担が大きい

これだったら距離は長いけど緩やかで段差のない道路の方が歩きやすいわ

元々僕は、道路歩きの方が専門だしねw















12:00を過ぎた辺りから積乱雲が迫ってきてガスに覆われる

比較的薄いガスだから歩くには問題ないけど

景色は全く見えない















そして15:00には室堂の方からゴロゴロと雷が…

これは来るぞ!と思い、やっと着いた美女平ターミナルに逃げ込むと

ざぁあああああーー!!!とバケツをひっくり返したような夕立

間一髪だった…


たぶん今頃、室堂では大雨で観光なんてできない状態だろう

そう思ったら、今日下山したことは抜群の引き際だったんじゃないのか?

もし今日も粘って雷鳥沢キャンプ場でテントを建てていたら

間違いなく土砂降りでテントが浸水していただろうし(僕のは穴あきテント)

雄山を登っていたら悲惨なことになってたに違いない

ここで食糧が尽きたのも幸いだったのかもしれない


雷も昔は「神鳴り」と神様のお告げだというし

無意識的に僕を導いてくれたのかも

何にしてもありがたやー















美女平から先の立山道路は大きく迂回していて

目的地の立山山麓には遠回りになる

歩きだと登山道を通った方が近い

道路を歩くのに適しているトレランシューズから登山靴に履き替えて

雨がやむのを待つ















17:00まで待ってようやく小雨になったので出発

ターミナルの人曰く

登山道はかなり急勾配らしく、さっきまでの土砂降りで道が緩んでいるかも知れないとのこと















しょうがないので、ルートを変更して遠回りの館山道路を下っていくことに

時間はかかるけど安全の方が重要だ















19:00前に館山道路の終着点、桂台に到着

ここから立山山麓までは1時間ほど

















すでに暗くなり始めているけれど

道路を歩くわけだから問題はないだろう



20:00過ぎに立山駅に到着

だけど期待していたコンビニや商店などもなく

近くにある温泉宿も真っ暗になってしまっている…


とりあえず、一番近くにあった公園に入り東屋に入る

そしてあんだけの土砂降りだったのに、奇跡的に濡れていないベンチを見つけて寝袋を広げる

晩ごはんは、「もしかして食べるものないかも…」と念のため買っておいた豆菓子

あんまり好きじゃないけど、食べれないよりはぜんぜんマシ


標高は500m前後

今日だけで2000m近く下りてきたことになる

おかげで歩き終わった今でも膝がガクガクしてる

縦走してから一度も休息をとっていないのも身体にキてるのかもしれない


明日はとうとう下界へ戻れる…

それだけを信じて眠りにつく












ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー




縦走12日目




昨夜は寝袋だけで寝てたもんだから

蚊が寄ってきてなかなか眠れなかった

朝起きてみると顔もガッツリ噛まれまくっている

ちょっと前に買っておいたウナクールを塗って誤魔化しておく















食べ物もないのでガスストーブを取り出す元気もなく

(ストーブは相変わらず不完全燃焼を繰り返している)

ちょっと残しておいた豆菓子を食べて7:30出発















雨はすっかり上がってて

午後からは晴れてきそうな気配



とにかくおなかが減って仕方がない

市街地に入ったらバイキングで食らいつくか

それとも贅沢に牛丼特盛を食べてやるか…と考えながら急いで下っていく



身体はすでに満身創痍

下りの連続で膝はガクガクだし、肩は砕けそうに痛む

30分おきに荷物を置いて休みながら進む



4時間下ったところで小さな商店発見!

ありがたやーと駆け込む

まさに田舎のお店ってかんじの商店で

オニギリや弁当などのナマモノは置いておらず

糖分のアンパンとカロリーの高いピーナッツ揚げを買う


歩いて室堂から下りてきたと言うと

「エライ人がいたもんだ…」とびっくりされる

地元の人でも珍しいことらしい

最後に賞味期限が昨日のポテトチップスを一緒に詰めてくれる















休憩するのが勿体ないから

食べながら歩く

そして30分ほどして体力が少しずつ戻ってくる














一気に視界が広がったと思ったら

目の前には、おお…海だ!!

なんだか一気に元気になる


しばらくして念願のセブンイレブンを発見

大奮発してフランクフルトとおにぎり2つ、バナナジュースを購入

店頭のベンチでバリバリ食べる

なんだか久しぶりに食べ物らしいものを食べた気がする…

特に「肉」ってこんなにうまかったのか!

満腹になったところで出発















電光掲示板では31℃の記載

あり得ないくらいに暑い

そっか下界では真夏なんだよな…

「上」では日差しは強くても空気は冷たくて快適だったから

下界の暑さがより暑く感じるわー
















富山市に入っても市街地まではまだまだ遠い

水をこまめに飲みながら、まだかまだかと進んでいく
















ラジオを聞くと

どうやら現在大型台風が近づいているようで

今後は全国的に荒れた天気になるらしい

やっぱり下山して正解だったわ















10時間歩いてようやく富山市街地へ到着

とりあえずは富山駅前にある中央郵便局へ行き

局留めしてあるタブレットなどの荷物を受け取る

そしてネットで市街の情報収集


「稲荷鉱泉」っていう銭湯に行ってみる

久しぶりのお風呂だよー

たぶん東京のホテルで入った以来だから…2週間ぶり?


そのあとは調べておいた通り

銭湯の後ろにある公園へ行き東屋に入り寝袋イン










ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー





以上、これで北アルプス縦走は終了です!!

いやーめっちゃ疲れましたけど、楽しかったですw


槍ヶ岳での嵐も今ではイイ思い出って感じで

苦労してよかったと思っていますー


そして、この縦走を無事で楽しく踏破できたのも

旅先で出会ったたくさんの方々のお陰だと強く感じています

一人一人のお名前は割愛させていただきますが、

ほんとうにありがとうございました!!



そして現在は

富山市街で休養後、氷見へ向かって歩き出しています

今後は能登半島を回っていく予定です


もし能登半島にお住まいの方や、行く予定のある方は

コメントをいただければと思いますw




それでは…

今後も「べーすけ 歩いて日本一周」をよろしくお願いします!




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Comment

ヒラメ says... ""
お久しぶりです
秋田でお会いしたヒラメです(^^)/

無事下山何よりです(^o^)丿

オイラは平らな道路しか歩かないので、山岳踏破はさぞかしきついんだろうなと読ませていただきました。


さて・・・オイラが今年の夏に計画していた歩き旅ですが、諸々の事情により今回は不可能となってしまいました(+_+)

もし出かけられたらちょうど金沢で落ち合えたはずなのに、残念です・・・

でも、ベースけさんの旅はまだまだ続くみたいだから、いつかどこかで落ち合えるんじゃないかと思います。

ムリせず楽しい旅を続けてください(^^)/








2014.08.08 22:21 | URL | #- [edit]
べーすけ says... "Re: "
>ひらめさん
お久しぶりです!
なんだかんだで、いつのまにか石川県辺りをお盆に歩くことになりましたw
自分でもビックリですww

たぶん僕がヒラメさんと歩いても
僕が遅すぎて置いてかれしまうと思うのでw
もう少し僕が鍛えられたらお会いしたいですー
2014.08.10 15:57 | URL | #VEUMvR1o [edit]

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